アオバズク

フクロウ目  フクロウ科

ウスリーから中国東部、インドにかけて繁殖し、日本には夏鳥として渡来する。かつて谷中ではいつもいた鳥であったが、1988年頃からはいつでもということはなくなった。夜に墓地を通るといつもホー、ホーと本当に鳴いていたのである。しかも横着して自動車で行くとエンジン音に警戒するのか鳴かなかったりする。銭湯帰りなどぶらぶら歩いていてホー、ホーという声に近付いて行くと、暗闇からバタバタバタッと音をたてて飛び立つのが見えてその存在を確認出来た。新幹線工事で切り倒してしまったシイノキにいつもいたが、その後は墓地奥で時々見かけていた。餌が昆虫や小鳥、カエルなどであるからアオバズクが生息出来るということだけで、その土地の自然の指標になっていってくれるのである。映像は上野公園でカラスに襲われて負傷し、治療を受けたところ。1995.10.23


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