アミガサタケ

Morchella esculenta

子のう菌類。食用キノコだが日本では馴染みが薄いく、ヨーロッパなどで人気の食用キノコとして扱われている。中が空洞になっており、網状になった部分は胞子を出す器官となっている。春先に発生するキノコで、谷中では桜が話題になる頃から葉桜になるまでの間に見られる。アミガサタケが土を割って出て来ているのを見つけると春だなと思うので、キノコの世界では春をイメージするキノコなのである。ツグミが渡去してしまう五月上旬には、もう見られなくなってしまう。1988.4.30


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