イロガワリ

イグチ科

夏から秋にかけてシイやモミのなかに発生するキノコ。イグチの仲間は普通のキノコに見られる傘の裏のひだが無く、管孔と呼ばれる細かな穴状となっているのが特徴である。このキノコもシラカシの林床に生えるスギゴケのなかに発生していた。断反にするとすぐに藍色に変色していった。イグチの仲間はそのほとんどが硬く、採っても崩れにくいのであるが、手に取ってしまえばやはり乾燥していってしまう。キノコの発生する場所はやはりある程度の湿度が保てる森が必要なのである。1986.9.17


戻る