コフキサルノコシカケ

Elfvingia applanata Karst

古い大きな大木の根幹に発生する硬いキノコ。偏平になった上面にはココアの粉のような茶色の粉が付き、その周りも茶色く着色している。これは下面の管孔内で生産された胞子が舞い上がったもので決して害はないとはいうものの、森のなかで突然ココアの粉の様なものを見て不気味に思わないというのも可笑しなことである。樹の内部はこの菌子体によって被害を受けているので、樹にとっては一種の病といえる。1987.8.31


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