イヌジラミ

Trichodectes canis

昆虫で動物の体に寄生するのはノミとダニとシラミだけである。シラミは昆虫であるから頭部と胸部と腹部からなっていて脚も3対ある。人のシラミは戦後においても時々発生しており、谷中でも一時学校などで発生が見られた。ハジラミ類は宿主特異性が厳密であり、人は人、犬は犬にしか寄生しない。また吸血せず表皮の鱗層や剥片などを食べているので、異常な痒さと毛に着いた一ミリほどの硬い卵塊を見つけることでその存在が確認でき、皮下を走るシラミを見付けることもある。


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