初夏になる前の頃、谷中墓地のなかには白い泡が付着している草をよく見かけるようになる。何かの生き物によるものだろうということは分かっても暫くその正体は不明のままであったが、何を思ったのかある時、この泡の中を取り除いていったら中からこの様な虫が現われた。これはシロオビアワフキムシという虫の幼虫で、夏になると葉の上に止まっている成虫を見かけるようになる。1988.5.9
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