自然史博物館

1992年当時のチケット。当時、入場料10トゥグルク(約13円)。建物の割に小さな扉を開けると中はまっ暗、しかし、それは外の日差しがあまりにも強いから一瞬そう感じるだけのことである。動物、植物、古生物、民俗に分かれる。
鳥類のコーナー。モンゴルには鳥類が一際豊富に生息しているのか、その展示スペースは広い。渡り鳥や猛禽類、水鳥にフクロウの仲間と分類がたくさんされている。
動物コーナーにおけるホラン(アジアノロバ 生息地は中央アジア)、他にヒグマやユキヒョウ、狼なども展示されている。主だった動物 には写真のように生息環境が分かるジオラマになっている。野生のロバは現在ゴビなどで見かけるが、   母性愛が強く、ウマの仲間であることがよく分かる展示である。
一階にある水生生物のコーナー。水の豊富なモンゴルには水性生物も多く生息している。これはカラスガイの仲間で、以外と貝の生息は知られていない。また左端にはザリガニも展示されている。
プロトケラトプスの卵の化石。しかも巣に産卵された状態のまま展示されているる。接近して観察すると卵の表面に何本もの条線が入っているのに気付く。また何かに包まれて産卵したのではと思えるように二個づつ配列している。
古生物のコーナー。中央が肉食恐竜タルボサウルス。右がカモノハシ恐竜サウロロフスの全身骨格。これだけ日当たりのいい博物館は世界中でも類を見ない。
モンゴル人民共和国時代のチケット。1988年、自然史博物館はかつて中央博物館と呼ばれていた。当時、入場料2トゥグルク(約80円)
 

 

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