エンマコオロギ

直し目  コオロギ科

体長2.6〜3.2センチでコオロギのなかでは大型の種類である。静かにしていると昼でも「ヒリィリィリィリィリィリィー」と大きな音色をたてて鳴いているのですぐに分かる。茶黒の胴体に刺のある脚、普通のコオロギと違って大柄なエンマコオロギの声はよく通る。江戸時代に描かれた道灌山の「聞き虫の図」にあるような風情は、いつまでも保たなければ遺憾である。1987.10.5


戻る